立体表示できない

考えられる原因

(その1)グラフィックカードのドライバ設定で、ステレオ立体視が有効になっていない。
(その2)液晶シャッターの同期信号が、ディスプレイのリフレッシュレートと一致していない。
(その3)Stereo OoenGL に対応していないグラフィックカードのドライバがインストールされている。

処置

(その1)の場合
「画面のプロパティ」を開き、グラフィックカードドライバの設定を確認してください。
「Stereo OpenGLを有効にする」と、「デュアルモニターOpenGLを有効にする」の二つの項目にチェックがつけられていることを確認してください。
(「デュアルモニターOpenGLを有効にする」の項目は、複数のディスプレイを接続した環境でのみ必要な設定です。)

(その2)の場合
立体観測を行うディスプレイが、グラフィックスカードと正しく接続されているかどうか確認してください。
立体観測を行うディスプレイは、グラフィックスカードがWildcatVP870/970の場合にはコネクタ2に、 WildcatVP990Proの場合はコネクタ1に接続されている必要があります。

(その3)の場合
グラフィックカードが「Quadro FX 3400」などQuadro FX系グラフィックカードを使用される場合、Stereo OoenGL に対応していないグラフィックカードのドライバがインストールされているため、グラフィックカードのドライバ設定に「ステレオを有効にする」の項目がないことがあります。
この場合はnVidia社ホームページ(http://jp.nvidia.com/)よりQuadro用ドライバをダウンロードしてインストールしてください。
ドライバインストール時には、既にインストールされているドライバを一旦削除する必要があります。
ドライバの削除は「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」で行ないます。

備考

グラフィックカードドライバの設定、ディスプレイの接続方法については、「図化名人セットアップマニュアル」をご参照ください。

液晶ディスプレイが真っ暗に見える

考えられる原因

立体観測装置にワイヤレス・グラスタイプのものを利用している場合、液晶モニターの原理上、このような状況が発生することがあります。
液晶モニターで偏光されてしまい、ワイヤレス・グラスの片側の偏光軸と直交することによります。
このような場合、もう一方のグラス面では画面が見えています。

処置

液晶ディスプレイのパネルに、透明のフィルム、またはフィルタ(液晶保護フィルタなど)を取り付けて下さい。料理ようのラップなどでも代用が可能です。

備考

該当なし。

立体表示がちらついて表示される

考えられる原因

リフレッシュレートが低く設定されている。
液晶モニターで偏光されてしまい、ワイヤレス・グラスの片側の偏光軸と直交することによります。
このような場合、もう一方のグラス面では画面が見えています。

処置

画面のプロパティを開き、立体観測装置が取り付けられているディスプレイのリフレッシュレートの設定を確認してください。
100以上の値(推奨値は118)に設定する必要があります。

備考

リフレッシュレートの確認・設定の変更方法については、「図化名人インストールマニュアル」をご参照ください。